--- 心療内科(学童・思春期) ---

「脳の機能低下」と「親の人生脚本」―― 子どもの人生を脅かす、見えない2つのブレーキ


学校に行けない、やる気が出ない、何をしても動かない ――


それは、子ども自身の“脳の疲労”と、親の“無意識のシナリオ”が重なった結果かもしれません。

美容部門

「脳の機能そのもの」を整える、薬に頼らない根本治療

当院では、子どもの不登校や体調不良の原因を「心の問題」だけで片づけません。


実際には、長く続く悩みやストレスによって脳が疲弊し、自律神経中枢の機能が低下しているケースが多く見られます。


その結果、夜眠れない、やる気が出ない、体調が不安定になる…という状態に陥っているのです。


当院が行っているのは、脳=自律神経中枢に直接アプローチする“脳の機能治療”です。


これは、頭や背中、患部に優しく触れる施術によって、脳の働きを“最大限”まで回復させていく独自の療法です。

(※施術法名:CSFプラクティス) 


CSFプラクティスの詳しい説明はこちら

子どもたちの「変化の兆し」は、まず脳から始まる

  • 眠れるようになった
  • 表情が柔らかくなった
  • 朝、自分から起きてくるようになった
  • 「行ってみようかな」と言葉が出た


これらは、単なる偶然ではありません。


脳の機能を回復させ、神経・体液の流れ・ホルモンバランスを整えることで、子ども自身が“自ら動き出せる状態”に戻っていくプロセスなのです。


この治療は、薬では届かない“脳と体の深部”に働きかけ、子どもが本来持っている力を引き出すことこそが、私たちの目指す治療です。


実際に、こんなケースもあります。


「薬を飲まなければこの子は自殺しますよ」と大学病院の小児精神科で言われた子が、初めて当院で脳の機能治療(CSFプラクティス)を受けた翌日、自分の意志で学校へ向かったのです。


もうひとつ、こんなケースもあります。


激しい頭痛とめまいで脳神経外科・耳鼻科を受診し、「異常なし」と言われた中学生。


最終的には「自律神経失調症」とされ、半年以上薬を処方され続け、自律神経専門の整体にも通いましたが、改善はなし。


そして最後には、「ストレスが原因では?」と、心の問題として扱われるようになっていました。


母親が当院を探し出し、1回目の治療から改善が見られ、3か月で完全に回復。


“異常がない”のではなく、“機能が落ちている”だけだったのです。


「原因不明」と言われた時点で、“脳の機能”を疑う視点がなければ、子どもはいつか“心の病”にされてしまいます。


それは、本当に必要なアプローチを、見失ってしまうことでもあります。


私のクリニックでは、こうしたことは珍しい話ではありませんもちろん、すべての子がこうなるわけではありません。


子どもが“自分のために”動けるようになるには、脳の回復だけでなく、親の「心のシステム」の見直しが必要なことも多いのです。


「とりあえず薬で落ち着かせる」「共感して話を聴くだけ」――それでは本当に良くなったとは言えません。


よくあるケースでは、病院で診断名がついて薬を処方され、それでも良くならず、次はカウンセリングへ。


それでも子どもは動き出せず、親だけが焦り、「誰か、簡単に治してくれる人はいないか」と情報を探し回る…。


でも、そうやって外に答えを求めるだけでは、本当の解決にはたどり着けません。

子どもを変えようとする前に、親自身の”心のシステム”を見直す

不登校や体調不良の子どもに接する中で、多くの親御さんはこう思います。


  • 「子どもさえ元気になればいい」
  • 「学校に行ければそれでいい」
  • 「うちはいい親子関係のはず」
  • 「自分は悪くない、正しいことをしてきた」


でも本当にそうでしょうか?


親として「子どもには幸せになってほしい」と願う気持ちは嘘ではありません。


ただし、“幸せ”の定義が、いつのまにか歪んでしまっていることに、気づいていない親御さんがたくさんいます。


たとえば…

  • いい学校に行けば幸せになれる

  • 失敗しないように親が先回りして守ってあげることが愛情だ

  • 自分が親にされたことと反対のことをすれば、良い親になれる


それは、本当の幸せではなく、親自身が叶えられなかった夢や期待を、知らず知らずのうちに子どもに背負わせている姿かもしれません。


実は私自身も、不登校の子どもを持つ父親でした。


「自分はちゃんとやってきた」と思っていたし、「子どものため」と信じていた行動が、実はすべて“自分の脚本通り”に動こうとするものだったと気づくまで、10年かかりました。


そしてーー私が変わったとき、初めて子どもも変わり始めたのです。


だからこそ、当院では「親の教育」に本気で取り組んでいます。


診察室だけでは伝えきれない“本当のこと”を、YouTube動画チャンネルを通して丁寧にお届けしていこうと思っています。


子どもが本当に幸せになるとは、「自己実現」に向かって生きること。


たんに学校に行き、毎日笑っているだけが人生ではありません。挑戦も、失敗もせずに過ごした日々を、子どもはいつか悔やむことになるかもしれないのです。


親が変われば、子どもは変わる。


それは理想論ではなく、私自身が体験した現実です。


👉 詳しくは【YouTubeチャンネル「ダメおやじのための再起動心理学」】をご覧ください。

”こころ”は、学校では育まれない

こころは、親との関係の中でしか育たないものです。


多くの親は、

  • 道徳を学べば、いい子になる
  • 部活で頑張れば、根性がつく
  • いい本を読めば、優しい人になる


…そんなふうに、“こころは学校で育つもの”だと思い込んでいます。


ですが、はっきり言います。それでは、こころは育まれません。


本当のこころは、子どもが「親に愛されている」「受け入れられている」と感じられる関係性の中でしか育たないのです。


  • 自分(という存在自体)を否定されないこと
  • 「こうあってほしい」と条件をつけられないこと
  • ”親の望む理想の子ども”を演じなくていいこと


これらが揃って初めて、子どもは自分自身の“こころ”を育てていけます。


誰かに怒りをぶつける前に、そのときの“あなたの顔”を鏡で見てください。

  • 「先生が悪い」
  • 「クラスの子が冷たい」
  • 「学校がもっとちゃんとしてくれれば…」
  • 「子どもが甘えてるだけ」
  • 「嫁(夫)が悪い」


そうやって外に怒りをぶつけているときの自分の顔、ぜひ、鏡で見てみてください。


その顔は、子どもを思い通りにしようとしているときの“あの顔”と、同じです。


あなたの中の“正しさ”が、子どもにとっては、重たい圧力になっているかもしれません。


「こうあるべき」「間違ってはいけない」――そんな親の緊張や怒りが、そのまま子どもの心を縛っているのです。


子どもが“自由に感じ、考え、選ぶ”ことができない家庭環境では、どんな治療も、教育も、効果を持ちません。

対象となるお子さま

当院では、学童期〜思春期(18歳未満)のお子さまを対象に、以下のようなお悩みに対応しています。


  • 不登校・学校への行きしぶり
  • 起立性調節障害・朝起きられない
  • 情緒不安定・イライラ・やる気が出ない
  • 頭痛・腹痛・めまいなどの原因不明の身体症状
  • コロナワクチン後の体調不良
  • その他、医療機関で「異常なし」と言われたけれど不調が続いているケース

診療の流れ

  1. 初診・カウンセリング(保険適用)
     まずは丁寧にお話をうかがい、脳や自律神経の機能状態を見極めます。

  2. 脳の機能治療(自費診療)※必要に応じて
     子どもの状態に応じて、CSFプラクティスによる脳機能治療を行います。

  3. 必要な頻度で継続施術
     目安として週1回〜月2回など、状態に応じた頻度をご提案します。

新規でご予約をご検討のご家族へ

当院では、限られた診療時間の中で、できるだけ多くの方に確実な治療を届けるために、ご予約の変更・キャンセルは、事前に必ずご連絡いただくようお願いしております。

 

無断でのキャンセルが続くと、他のご家族の貴重な機会を奪ってしまうだけでなく、なにより、お子さんが親の行動を見て育っていることを、忘れないでいただきたいのです。

 

たとえば、約束を守らない。伝えるべきことを黙って済ませる――そうした何気ないふるまいが、子どもの人間関係にも影響を与えているかもしれません。

 

子どもは、親の言うことを聞きません。親のやることを真似します。親の背中を見て育つのです。

--- ご案内 ---

診療科目

心療内科(学童・思春期)

内科(自律神経)

美容皮膚科

最寄駅

西鉄聖マリア病院前駅

JR久留米高校前駅

医院名
NAKAMIZO美と健康のクリニック
院長名
中溝 博隆
所在地
〒830-0061
福岡県久留米市津福今町165-1
電話
0942-46-0172