子どもが学校に行けない。
その状況を前にして、
どうすればいいのか
分からなくなるのは、
とても自然なことだと思います。
「このままで大丈夫なのか」
「何かしてあげた方がいいのか」
そう感じて、
いろいろ調べたり、
試してきた方も多いと思います。
ですが、
ここで一度、
立ち止まって考えてみてください。
よく、
・共感しましょう
・否定しないようにしましょう
・見守りましょう
と言われます。
対応を変えれば、
子どもは変わるのではないか。
そう考えるのも、
自然なことです。
ですが、
対応や言葉だけで、
状態が変わるケースは
それほど多くありません。
子どもは、
言葉で動いているわけではありません。
その場の空気を、
神経が敏感に感じ取り、
その影響を受けて、
体が緊張した状態のままになり、
動こうとしても動けない
ということが起きます。
これは、
やる気や性格の問題ではありません。
ここで、よく起きていることがあります。
共感しているつもりが、
同情になっている、という状態です。
「つらいんだな」
とそのまま受け取るのが共感です。
一方で、
上の立場で接するのが同情です。
「かわいそうだから何とかしなきゃ」
「どうにかしてあげなきゃ」
という気持ちが強くなると、
体は緊張します。
その状態は、
そのまま子どもに伝わります。
つまり、
関わり方を変えているつもりでも、
体の状態が変わっていなければ、
同じことが繰り返されます。
多くの子どもは、
自分の意思で
受診しているわけではありません。
そのため、
その場をやり過ごそうとしたり、
本音を言わなかったり、
通院を嫌がることもあります。
これは、
嘘をついているというよりも、
その場の負担や緊張から
自分を守るための反応です。
そのため、
「大丈夫です」
「行けます」
と話していても、
実際の状態とは
一致していないこともあります。
子どもが通院を嫌がると、
「無理に連れていくのはよくない」
「今は様子を見よう」
と感じることもあると思います。
そして、
そのまま通院をやめてしまうケースも
少なくありません。
ですが、
状態が動かないまま、
時間だけが過ぎてしまうこともあります。
ここで起きているのは、
子どもが止まっているのではなく、
状況そのものが止まっている状態です。
心の問題は、
・話を聞いてもらえば楽になる
・気持ちが落ち着けば変わる
そう考えるのも、
自然なことです。
実際に、
「癒し」や「安心感」は大切です。
ただ、
それだけで状態が変わるケースは
多くありません。
一時的に楽になっても、
同じ状態に戻ってしまう
ということが起きることもあります。
また、
話をすることが負担になったり、
かえって疲れてしまう
ケースもあります。
薬についても同様で、
症状を抑えることで
楽になることはありますが、
体の状態そのものが
変わっていなければ、
同じ状態が続くことがあります。
・どう関わればいいか
・何をすればいいか
正しい方法を探すことに
意識が向くことも多いと思います。
ですが、
手っ取り早く解決できる方法で、
状態が変わることは多くありません。
子どもの状態は、
これまでの時間の中で、
少しずつ作られてきたものです。
そのため、
一つの対応や方法だけで
大きく変わるものではありません。
子どもが動けない状態になると、
どうしても
子ども本人の問題として
考えてしまいがちです。
ですが、
その状態は、
関係の中で起きています。
体の反応は、
周囲の影響を受けながら起きています。
そのため、
子どもだけを変えようとしても、
状態が動かないことがあります。
これは、
親が悪いという意味ではありません。
ただ、
親もその関係の中にいる一人である、
ということです。
何をすればいいのか
どう関わればいいのか
その前に、
すでに体の反応は起きています。
この反応が変わらない限り、
どんな方法を試しても、
同じことが繰り返されます。
まずは、
親御さん自身の中で
すでに起きている反応に
気づくことから始まります。
反応は、
言葉になる前に、
体に現れています。
その状態のまま関われば、
そのまま伝わります。
だからこそ、
何をするかの前に、
何が起きているかに気づくことが
重要になります。
👉 詳しくはYouTubeでお伝えしています
・なぜ同じことを繰り返してしまうのか
・なぜ分かっているのに変われないのか
・子どもが動けない本当の理由
言葉や考え方では届かない部分について、
お伝えしています。